1. はじめに
このたびは、貴社の見積・案件管理業務に関するご相談をいただき、誠にありがとうございます。 2026年4月30日のお打合せでお伺いした内容をふまえ、JUST.DB を中心としたクラウドDBによる業務基盤づくりをご提案申し上げます。
本資料では、まず弊社の立ち位置・実績をご紹介したのち、貴社の課題理解、解決アプローチ、スケジュールおよび費用感までを通してご説明いたします。
2-1. 私のこれまで
| 期間 | 所属・立場 | 内容 |
|---|---|---|
| 2012〜2024 | 国内大手ソフトウェアベンダー | データベース系SaaSのプリセールスとして12年従事。製造・化学・公共・金融など多数業界で、提案から導入支援まで担当 |
| 2024.8〜 | 個人事業主 | これまでのキャリアを活かし、単純なシステム構築ではなく、業務改善につながる提案で評価をいただく |
| 2025〜 | 88seasons株式会社 代表 | 法人化。ノーコード/クラウドDB活用支援を中心に、税理士・社労士・経営コンサル・会計事務所・SIer とタッグを組み、資金調達や経営サポートのご紹介も可能 |
クラウドDB導入前後において、その先の変化にも追従できる提案とコンサルが必要だと確信しています。
2-2. JUST.DB専門ネットワーク(強み)
88seasons は JUST.DB構築に強みを持つ独立系の協業パートナーと継続的に連携 しており、案件規模・業務領域に応じた最適なチーム編成が可能です。
| 協業領域 | 強み |
|---|---|
| 構築 + コンサルティング | 中小企業向け経営コンサル・管理会計に深い知見を持つパートナーと連携 |
| 構築 + 他システム連携・スクラッチ | 規制対応・データ統制の経験を持つパートナーと連携 |
88seasonsの全案件は基本2人以上のチーム体制で実施しています。1人に依存しない、ノウハウプール全体での支援をお約束します。
2-3. 実績紹介(抜粋)
| 業種 | 規模 | 取り組み | 成果・特徴 |
|---|---|---|---|
| 化学メーカー(総合化学) | 連結1万名超 / JUST.DB利用1,000名超 | 工場の指図書・作業許可申請のワークフロー電子化 | 1工場のPoCから現在6工場目に展開中。社外協力業者まで巻き込んだ電子化により、工事承認のリードタイムを大幅短縮 |
| 不動産メーカー | 約90名 | Salesforce(SFDC)からJUST.DBへ移行 | 5年で運用コスト1,000万円超削減(試算)。要件定義〜半年でカットオーバー。会計freeeとのAPI連携も着手中 |
| ステンレスタンク製造業 | 受注生産型 / 複数拠点 | 10年以上運用のスクラッチ+マクロExcelからJUST.DBへ置換 | 複雑な見積構成・原価計算・設計/制作/出荷指示を統合。営業・工場・設計の3部門横断、6人体制で1年以上の長期PJをPMとして従事 |
| 環境衛生サービス業 | 6支店展開 | JUST.DBで見積・案件管理・受注の業務フロー実装 | JUST.DB × BOX × Googleカレンダー連携で書類管理・スケジュール管理まで一気通貫 |
| 産業機器販売業 | 中堅規模 | 退職者が作り込んだ独自システムをJUST.DBで再構築 | 見積・受注・請求管理から楽々明細出力までJUST.DB化 |
太字の事例(ステンレスタンク製造業)は、複雑な見積構成・原価計算・部門横断という業務構造において、ご相談内容と通じる点が多い類似事例 です。
2-3. 全案件に共通する強み
2-4. 業者選定の考え方(88seasons の強み)
2-4. 業者選定の考え方(進め方のポイント)
業者選定の前に、業務課題そのものの整理が成功の鍵となります。
課題の場合分け
課題を「機能要望」と「改善される事項」に場合分けして整理することが大事です。
- 機能要望の例: 「メールでリマインドが欲しい」
- 改善事項の例: 「人為的な対応漏れがありクレームになりかけた」
機能要望の裏には、必ず改善したい業務上の事象があります。両者を分けて整理することで、ツールに頼り切らない本質的な改善が見えてきます。
適材適所の組み合わせ
ノーコード × Excel、ノーコード × スプレッドシートなど、1つのツールで完結させない発想 が重要です。 要件確定後に必要であれば、将来的な全体最適の観点として複数ツールの組み合わせを検討します。
3-1. プロジェクトプロセス
各ステップの詳細:
- 要件ヒヤリング — 課題と要望を伺い、ノーコード/クラウドDBで解決できる範囲を切り分け、As-Is / To-Be の認識合わせ
- プロトタイプ構築 — 粗くサンプルを作成し、アジャイル的に方向性を固める
- ユーザーテスト — 実際に触っていただき、何度か修正を加える
- 本番稼働 — 部分的に開始し、まずはカットオーバーを目指す
- 追加ご提案 — 機能要望を承り、ノーコード/クラウドDBに拘らず適切なサービスもご紹介
3-2. 要件定義フェーズの中身
提案書だけでは具体的なイメージが湧きづらいかと存じますので、要件定義フェーズで実際に行う作業を以下にご案内します。
flowchart LR A["要件 ヒヤリング"]:::step --> B["As-Is 見える化"]:::step --> C["課題整理 機能要望/改善に仕分け"]:::step --> D["To-Be 合意"]:::step --> E["データ構成 画面骨格"]:::step --> F["プロトタイプ 構築"]:::step --> G["ユーザー テスト"]:::step --> H["構築見積 本番構築へ"]:::goal classDef step fill:#e0f2fe,stroke:#0284c7,color:#0c4a6e classDef goal fill:#dcfce7,stroke:#16a34a,color:#14532d
| ステップ | 成果物 |
|---|---|
| As-Is 業務フロー | スイムレーン形式の業務フロー図 |
| 課題整理 | 課題一覧(機能要望/改善事項分類) |
| To-Be 業務フロー | 理想業務フロー図 |
| データ構成 | テーブル構成図、画面骨格 |
| プロトタイプ | 触れる動くもの |
| 構築見積 | スコープ確定後の見積 |
打合せは週1回 × 1回2時間が基本。貴社のキーマンの方にご同席いただきながら整理を進めます。
4-1. ご相談を踏まえた論点(仮整理)
ご相談時点で伺った範囲をふまえ、以下を重点論点として整理することを想定しています。
- 見積・原価計算ロジックの標準化と自動化
- 拠点間で分散している業務情報の一元化
- 既存基幹システムとの位置付け・連携方針
- 将来的な社外協力先との連携
詳細は要件定義フェーズで As-Is / To-Be を整理しながら確定します。
4-2. ご支援の方向性
JUST.DB を中核に、見積〜受注〜請求の一気通貫データ構造を整備します。
flowchart LR MC["M_顧客 (SMILE連携)"]:::master MP["M_商品 (仕様/オプション/運賃)"]:::master TP["T_案件 (担当者・ステータス)"]:::tx TQ["T_見積 (合計金額・粗利)"]:::tx TQD["T_見積明細 (販売単価・仕入単価)"]:::tx TPQ["T_仕入見積 (仕入先・仕入金額)"]:::tx TO["T_受注 (受注日・受注金額)"]:::tx TI["T_請求 (請求日・請求金額)"]:::tx MC -->|引合| TP MP -->|商品選択| TQD TP -->|見積作成| TQ TQ -->|明細| TQD TQ -->|仕入見積| TPQ TQ -->|受注転換| TO TO -->|請求生成| TI classDef master fill:#e2e8f0,stroke:#64748b,color:#1e293b classDef tx fill:#e0f2fe,stroke:#0284c7,color:#0c4a6e
データ構造・画面構成・連携方式は、要件定義フェーズで貴社業務に合わせて確定します。
5-1. 構築スケジュール(仮)
ご要望のスケジュール感(2027年1月本番稼働)から逆算したスケジュールです。
11〜12月の繁忙期を回避するため、構築〜テストは10月までに完了 させる前提で計画します。
5-2. 費用形態(要件定義・構築フェーズ)
弊社では、案件のフェーズに応じて柔軟な契約形態を組み合わせます。
1. 要件定義(月契約)
- 業務の整理・要件確定までを月契約でご支援
- 月単位で稼働、必要期間に応じて柔軟に調整
2. 構築フェーズ(要件確定後に分岐)
要件定義の結果をふまえ、構築フェーズはお客様のご意向で 2パターン からお選びいただきます。
具体的な分岐の中身は次のスライドにてご説明します。
5-2. 費用形態(構築パターン・保守)
パターンA: お客様主導で構築(弊社はアドバイザー)
- 構築の主体はお客様、または貴社で選定された任意のパートナー
- 弊社はアドバイザー/伴走として関与(請負ではありません)
- 月契約での継続支援
- 内製化の意向、コスト最適を重視するケースに適合
パターンB: 弊社が請負として実施
- スコープを確定したうえで、弊社が構築を請け負う
- 納品物に対する成果報酬
- 進行速度を優先するケース、内製リソースが確保できないケースに適合
3. リリース後サポート(保守)
本番稼働後の運用サポート、改修、機能追加。月契約 または 都度対応 で柔軟に。
初回の要件ヒヤリングは費用をいただきません。
5-3. 費用例
貴社の予算感とスケジュールを踏まえた想定例です。
| フェーズ | 期間 | 形態 | 費用(税抜) |
|---|---|---|---|
| 要件定義 | 2026年5〜6月(2ヶ月) | 月契約 | ¥600,000(¥300,000 / 月 × 2) |
| 構築・テスト(並行) | 2026年7〜10月(4ヶ月) | パターンA/B | パターンA:別途月額提示 / パターンB:別途見積 |
| 微調整(繁忙期最小化) | 2026年11〜12月 | 都度対応 | 最小限 |
| リリース後サポート | 2027年1月以降 | 月契約 または 都度対応 | 別途相談 |
11〜12月は貴社繁忙期のため、構築・テストは10月までに完了 させる前提で計画します。 構築フェーズの正式費用は、要件定義フェーズでスコープが確定した時点で提示いたします。
最後に
かっこいいシステムではなく、融通の効く仕組みを目指します。 要件は最初から完璧に揃わなくても構いません。一緒に整理しながら進めていきましょう。
業務の属人化や拠点分散による集計の難しさは、過去の事例で繰り返し向き合ってきた領域です。貴社のご状況に合わせて、無理のないスケジュールと体制でご支援します。